当社代表(代表取締役 大澤清和)のインタビュー取材が2019年3月26日の西日本新聞に掲載されました。
記事内容は下記の通り
————————————–
産業廃棄物を資源に再生
環境を守り、循環型社会を築くために
環境衛生管理分野で多くの実績を重ねてきた「エコアス」は、福岡市内で有機性汚泥を専門的に扱う唯一の施設を運営。収集から処分、リサイクルに至る循環型処理システムを構築しています。社名に込めた「エコ(環境)」の「アス(明日)」への思いについて代表取締役の大澤清和氏に聞きました。
産業廃棄物の収集からリサイクルまで、自社一貫体制
-事業内容を教えてください。
産業廃棄物の中の「有機性汚泥」を専門的に扱っています。ビルの雑排水槽や地下の貯水槽、飲食店やホテルの厨房の排水などから発生する汚泥を定期的に吸引車で吸い上げ、自社の専門処分場まで運び、脱水処理します。どろどろした汚泥が、おからのような「脱水ケーキ」となり、提携先の堆肥工場で有機肥料に生まれ変わります。野菜の肥料として農産物の生産に寄与し、あるいは土壌改良材として街の緑化に貢献。産業廃棄物が資源に生まれ変わる。循環型社会を促進する事業です。
-御社の強みはどこにあるのでしょうか。
当社は、収集・運搬あるいは処分のみといった特定のプロセスだけではなく、収集・運搬から処分・リサイクルに至るまでトータルに手掛けています。これが最大の特長です。収集車も中間処理施設も全て自社設備で自己完結。同一敷地内の一貫体制で、スピーディーかつ確実な業務を誇っています。
不法投棄をなくし、国際観光都市・福岡の未来へ
-産業廃棄物の適正処理について教えてください。
工場排水や建築廃材などの不法投棄がニュースになりますが、実は不法投棄は身近なところにもあるのです。飲食店など汚泥・油脂類を下水道に放流する事業者は、それを阻止・分離・収集する「グリーストラップ」(油脂・汚泥阻集器)の設置が義務付けられています。まとまった油脂・汚泥などは産業廃棄物として処理しなければならないのですが、グリーストラップにたまった油脂・汚泥を下水道にたれ流したり、油脂・汚泥を生ごみとして処理したりするケースがしばしば見受けられます。これら全ては不法投棄です。ビルの悪臭や腐敗臭など街の環境を損なう原因となっています。
-私たちも関心を持たなければならない問題ですね。
福岡は住みたい街として人気ですし、国際観光都市として発展しています。当社は、グリーストラップ汚泥の適正処理を通して、コンプライアンスを重視し、身近な不法投棄を撲滅し、衛生的で快適な国際観光都市・福岡の未来のために少しでも尽力していきたいと思っています。